通称

特徴

女流画家

カルデアン・マギ

神の党幹部

・いつも真っ白い小さなスケッチブックを携えている。

・絵本画家を志していたが、ここ数年まったく絵を描いていない。

・面倒見がよいが、手に負えないときは、女占い師にバトンタッチする。

女占い師

カルデアン・マギ

神の党幹部

・もと文学少女兼哲学少女。

・いつもは黒い長衣を着ている。

・女流画家とは長〜い付き合い。

・高い塔のような建物の屋根裏部屋に住んでいる。占い事務所は別に借りている。

・口癖は、「あんたは、まだ青い」。

女性司祭長

カルデアン・マギ

ミトラ教会の司祭長

・イマーム（ミール）と相談し、神の党とはべつに教会をつくり、全体をバランスさせる。

・自宅を改造して塔を付けて教会にし、自宅兼教会で静かな生活をする。ミトラ聖誕祭などの行事をおこなう。

・もと霊感少女。瞑想だのオカルトだのを一通りやったが、結局どれにも満足できず、これらを卒業してマギになった。

少女聖戦士

ムジャヒディン

神の党の党員

・一本気な女の子。考える前に行動するタイプ。

・根性なしは嫌い。占い好き。

・下町生れの下町育ち。

・そばかすの子とは対照的。

・学校は途中で行かなくなった。

ちょっととんがっている若者

聖戦士

ムジャヒディン

・平均的な若者。コネもなければ金もない。

・短気ですぐ怒る。理屈より行動というタイプ。

・世の中に不満もあるが、いまは彼女が欲しい。生き方が変わるかもしれないから。いい占いだけ信じる。

・女性司祭長のところによく顔を出す。

そばかすの子

カルデアン・マギ見習い

・男の子か女の子かよくわからない。

・現在は、文学・神秘主義にひたっている。霊感がある。

・女占い師、女流画家、女性司祭長のところによく出入りしている。少し斜めにかまえている。

・ミトラ騎士団のメンバー。仲間とともにe-メールでイマームにコンタクトする。メールのやり取りが続いている。

神秘少年

・成績は、まあまあ。遊びは、そこそこ。人生は、めんどうで、しんどいなあと思っている。

・口癖は、「ふ〜ん」「まあね」「ぼちぼち」「ぶえっ」。

・友だち数人とミトラ騎士団をつくっている。守護天使はダルダーイル。

・イマーム、女流画家、女占い師に会い、ミトラ騎士団を認めてもらう。

孔雀童子

孔雀の子

・好き嫌いが激しい。思いつめるタイプ。学校や成績の話は、したくない。うるせぇ、ほっとけ。

・子どもながら、筋金入りのアザゼル崇拝者。守護天使は、もちろんアザゼル。

・ミトラ騎士団のメンバー。

・神秘主義にはまっている。

・一つ目の天使となんとなくうまが合う。

窓辺の天使

小さな天使

・小さな親切で世界を変えようとしたが、力尽きてエメラルド色の海に落ちて死んだ。

・あまり頭のよくない天使だったので、世界の複雑さを理解できなかった。しかし、その純粋さと思いは、ミトラの友たちの心に受け継がれた。

・そばかすの子と議論になったとき、「きみはえらそうに考えているだけで、実際は何もしない。ぼくは、頭が悪く、することはちっぽけかもしれないけれど、精一杯やっている」と言った。この言葉は、そばかすの子の心に今もひっかかっている。

・ミトラ騎士団のメンバーと関係がある。創設に関与したらしいが、くわしことは秘密になっている。

一つ目の天使

階級闘争の天使

解放神学の天使

変化の天使

・ミトラ会の子供たち（そばかすの子、神秘少年、孔雀の子）のもとに現れる。

・七大天使の一人が遣わしているらしいが、それが誰かは分からない。

・マルクス、エンゲルス、レーニンの言葉をすらすら引用して、神秘主義やオカルトをこきおろす。

一つ目

挑発者

・一つ目の天使の人間的な姿。

・ミトラ騎士団の子供たちの意識に変化を引き起こす。

・自己弁護、自己防衛、自己正当化のために、理屈・思想・哲学をこねくりまわすことを許さず、容赦なく破壊する。

・影からそっと鳥魚を護っている。

鳥魚

同伴者

慰霊者

・妖精？　弱く、無防備。

・子どもたちのもとに現れる。子どもたちは、一つ目と鳥魚のあいだにはさまれる。

・スフラワルディー、シャビスタリ、エックハルトなどをもとに福音書の言葉の意味を子どもたちに少しずつ教える。

ミール

イマーム

（精神的指導者）

・神の党〔ヒズボラ〕の精神的指導者。

・「平等の正義」の実現を目指して友道戦線を組織する。

・禁欲的で実質優先。不言実行。

・虚飾・大言壮語を嫌う。

・ＨＰには登場しない。ミトラ会の会誌にのみ登場する。

長老補

カルデアン・マギ

おじさん

・ふだんは市役所の窓口係りをやっている。

・易に詳しい。弥勒教にも詳しい。

・神の党には関係していないが、さまざまな法律面の処理を引き受けている。友たちの仕事の世話もする。

・女性司祭長の手助けをしている。

・一つ目と激論をかわす。

クルドの長老

カルデアン・マギ

長老

・シリア人の老師の友人。そばかすの子の祖父。

・政変、内乱、弾圧などを経験している。

・趣味は早起きと散歩。好きな食べ物は、ヨーグルト。

・美しい山と谷をこよなく愛す。

・ミトラ教会の長老の一人。ミトラ伝承の生き字引き。

シリア人の老師

カルデアン・マギ

長老

・女占い師と女流画家の恩師。

・かつては神学の教授。いまは不登校児や社会人を集めて、パソコン教室をやっている。

・ミトラ教会の長老の一人。

・学生たちにミトラ神学、ホメイニ神学、解放神学、革命神学を教えている。

聖画　海に向かう坂道。晴れた日は、海がまぶしく輝いている。

聖画　川のほとり。向こう岸に女性司祭長のミトラ教会が見える。手前は市民菜園。

聖画　秋の夕暮れ。冷たい風が身にしみる。

聖画　海から坂道を上って行くと、神の党の本部がある